/教える仕事/親からの批判にどう対応する?
教えている子ども達の年齢が低いほど、
親御さんとの関係が、子どもとの関係に大きく関わります。
今まで、私も、ピアノの講師をしたり、
お勉強やコミュニケーションを教えたりしてきましたが、
子どものやる気に変化を感じて、保護者と話したところ、
先に、保護者の方の私への信頼が薄れていたのだな、と
感じた経験があります。
保護者のお気持ちは、子ども達に影響が大きいですから、
その信頼を得たいものですよね。
でも・・・いろんな保護者がいらっしゃいます。
中には、
「このお母さんと信頼関係を構築するのは難しい!」と
感じる場合もありますよね。
特に、今は、私が子どもの頃と比べて
保護者の方が学校や習い事、全てに口出しすることが多くなってきました。
先生に質問するのではなく、文句をぶつけるとか、
先生のお考えを聞く前に、行動を蔭で批判したりする方も、
とても多くなっている気がします。
それで、先生方も
「あの保護者は大変だ」と感じてしまい、
緊張でうまくコミュニケーションが取れなくなったり、
はたまた頑として撥ねつけてしまったり・・・
でも、考えてみてください。
教えているあなたも、
教え子の保護者も、
大切に思っているのは、
誰のことですか?
そう、学んでいる子どものことなのです。
教えているあなたは、保護者に責められていると、
だんだん自分が間違っているような気がしてしまったり、
自信がなくなっていくこともあるかもしれません。
でも、あなたは
一所懸命に、子どものことを考えてきたはずです。
そして、
あなたに責める様な言葉を投げている保護者も、
その人なりに、懸命に子どもの為を考えているからこそ、
あなたにぶつけてしまっているかもしれないのです。
「その子が大事」という思いは、
あなたと親御さんの共通点なのです。
そこに気づけたら、
共通の「大切な子ども」の為に、協力できることを探しましょう。
言いたいことをぶつけてこられた、ということは、
保護者の見解を知ることができた、ということ。
それが自分と違っていれば、
ご意見をしっかり受け止め、否定せず、
その上で、
自分もそのお子さんを大切に思っていること、
同じ目標があることを伝えて、
行動の根拠となっている考えを、丁寧に説明してみましょう。
「健やかなその子の成長」という、同じ目標があることを
お互いに理解できれば、
敵対ではなく、協力をしていくことができるはずです。
・・・あなたがそう意識して、誠実に話し、対応し、
努力したにも関わらず、それでも、うまくいかない場合は、
あなたの問題ではなく、保護者の方ご自身の心の中に、
何かの理由があるかもしれません。
その時は・・・もう気にせず、先に進みましょうね^^