過保護も過干渉も「過」の子育て
巷には、「子育て論」なるものが沢山あります。
インターネットでもテレビでも、本当に色々なことを言う方が居ます。
過保護になっても子どもの希望を叶えてあげて、という人も居れば、
親が良いと思う環境を整えろという人も居ます。
特に、「私はこの子育てでうまくいった」と言われたり、
「脳科学的には」とか「心理学的には」とか言われると、
つい「そうなの!?目からウロコだ~」と、信じてしまう方も多いですね…。
でも…ちょっと待ってください。本当に信じて大丈夫ですか??
それは、「あなたの」経験ではないし、「あなたのお子さんの」頭の中でも
「あなたのお子さんの」心の中でもありません。
なのに、あなたのお子さんに合うと、どうして言い切れるでしょうか。
その「子育て論」を提唱している人には、そういう子育てだから救われたということがあるのでしょう。
でも、その人だって、まだ子育てが終わったわけではないかもしれません。
また、子育ては終わっていても、それが正解だったかどうかなんて、誰にも判らないのです。
私は、3人の子育てをしました。
一番上はもう成人していますが、下2人は現在進行中。
三人三様の子育てです。
何故かというと、全員性格も違えば、価値観も違う一人の人間だからです。
大切なのは、その子の今ここでの表情や思いを観察してあげること。
時には親自身の価値観もぶつけたり、子どもの価値観を引き出したり、
必要だと思うマナーを教えてみたり、子どもが何を感じるかを聞いたり…
要は、
その場その場で、しっかりお子さんを「観察」し、
しっかり自分の価値観もぷつけ、しっかり「対話」をする。
これに優る子育てはありません。
どうか、「過」の子育てにならないでください。
それは、親のひとりよがりかもしれませんよ。